日々さまざまな仕事をしていると、社員同士やプロジェクト内でコミュニケーションが不可欠になってきます。
しかし従来ポピュラーな手段とされた電話では、相手の手を止めることで大切な時間を奪ってしまいます。
またメールの場合でも大量に受信する中に埋もれてしまったり、リアルタイムにやり取りができないためどうしても一歩遅れてしまう感じがあります。
電話やメールに代わるコミュニケーションツールとして注目されているSlackとは、いったいどのようなツールなのかチェックしていきましょう。
Slackとは
Slackはチャンネルごとにグループチャットを用意でき、話題にあったチャンネルに参加すれば欲しい情報を手にいれることができます。
このようなやり取りがリアルタイムにできると、さまざまな問題やトラブルに素早く対応できるようになります。
多くの仕事をこなせるようになり、自然と売上アップにつながります。
使い方によってはワークフローを作っておき、ドキュメントと一緒にチャットで承認して貰えるようにしておけば、すぐ作業を実行することも可能です。
Slackの良い点は、チャットでのやり取りをすべて残しておける点です。
指示や命令を忘れる心配がなくなり、伝言ゲームのような伝達事項があやふやになってしまうことも起きにくくなります。
的確な情報をもとに、仕事を進めることができるので間違った結果になりません。
今までの業務内容や解決に至った内容をSlack上で整理しておけば、同じ内容を誰かに質問する前に解決方法にたどりついてしまうわけです。
Slackはチーム内で正しい情報を素早く必要な人に配信できる便利なコミュニケーションツールなのです。
Slackの料金プランは?
Slackは、小規模なプロジェクト向けのフリープランや、企業でも利用できようにセキュリティを強化したプランが用意されています。
フリープラン
メールアドレスを登録すると利用できるのがフリープランです。
Slackではチャットで会話したメッセージは、すべて保存され検索できるようになっています。
フリープランの場合は、検索できる件数が10000件までに制限されています。
プロジェクト開始当初の頃は不便さを感じないかもしれませんが、進むに連れて過去のメッセージが重要となり確認したいときにできない不便さを味わうことになります。
他にも、一対一での音声通話やビデオチャットや、5GBまでのオンラインストレージなど、便利なサービスや機能が提供されますが、あくまで小規模なプロジェクトやビジネス展開を目的としたプランです。
フリープランを利用される方は、自分が携わっているプロジェクトの規模を把握して利用するようにしましょう。
スタンダードプラン
スタンダードプランは月額850円/1人で、基本的にフリープランのアップデート版となります。
チャットでやり取りしたメッセージの検索制限がなくなるため、プロジェクトに必要な情報をすべて閲覧することができるようになります。
Slackのアプリ連携もフリープランでは10本まで連携可能と制限がありますが、スタンダードプランからは制限なく利用できるようになります。
TrelloやGoogleカレンダーなど、ビジネスで利用できるアプリとの連携はとても便利な機能といえるでしょう。
しかもフリープランでも利用できるので、自分がよく使うアプリと連携しても良いかもしれません。
また最大15人まで参加できる音声やビデオチャット機能が利用できるので、複数人で行わないといけない打ち合わせもわざわざ会議室を借りる必要はありません。
プラスプラン
各種制限はスタンダードプランと同じです。料金は月額1,600円/1人となっています。
プラスプランになると機能というよりはセキュリティが強化されます。
パソコンなどにログインするときのIDとパスワードを利用したシングルサインオン機能が提供されるほか、パスワードもしっかり管理された環境で利用されているものが採用されます。
こんな使い方も
私もあるきっかけでSlackを利用したことがあります。
仕事であるミドルウェアをサーバーから構築する必要あったとき、なかなかうまくできなかったことがありました。
そのミドルウェアの開発者がSlackでチャンネルを開設していたので、さっそく質問をするためにアカウントを作成してチャットに参加しました。
チャットに参加して開発者本人に質問をすることができ、必要な情報をまとめたドキュメントを受け取り、無事にシステム構築を完了させることができました。
このようなトラブルシューティングにも利用できるSlackは、ヘルプデスクのようなサポート業務にも向いているかもしれません。
SlackのGOODポイント
コミュニケーションツールとして完成度の高いSlackですが、使ってみるとこんなGOODポイントがあることに気がつきます。
GOODポイント① マルチデバイス対応
Slackはアカウントを作ってしまえば、利用できる環境はたくさん用意されています。
iPhoneやAndroidのスマホ版、WindowsやmacOS版、さらにはLinux版もあり、本当に環境に依存せず利用できるようになっています。
またリアルタイムにメッセージの受信を知らせる通知機能もiPhoneならApple Watchでも通知されるため、余程のことがないと見落とすことはないでしょう。
リアルタイムに連絡ができるコミュニケーションツールだけあって、通知に関して手を抜かない姿勢に好感が持てます。
GOODポイント② オンラインストレージでファイルの共有が便利に
Slackはプロジェクトメンバーとのやり取りを円滑にするため、オンラインストレージを提供しています。
フリープランで5GB、スタンダードやプラスプランではメンバー一人につき15GB利用できるので、ファイルを共有するためだけのファイルサーバを用意する必要はありません。
Slackで万全なチームワークを
Slackはリアルタイムで上司の承認をもらえたり、メンバーにドキュメントのレビューを依頼したりすることができるだけではありません。
スケジュールやタスク管理も、Slackと連携できるアプリで実施できます。
さらにプロジェクトに必要なファイルやメッセージのやり取りをすべてSlackで管理すれば、たくさんあるメールに埋もれている情報を見つけ出す時間も短縮できるのです。
Slackはあなたの仕事を成功させるために必要不可欠なツールです。
すべての仕事を成功させて、そのナレッジも残せるツールに託していきましょう。
